CLIENT 株式会社 豊田自動織機
PROJECT メッセナゴヤ2024
VENUE ポートメッセナゴヤ

車両からエンジン、産業車両、繊維機械まで生産する豊田自動織機は、環境保全に積極的に取り組んでいます。たとえば、自然動物の保護を目的として、会社の一部に湿地帯を設け渡り鳥たちの営巣地をつくるなど、鳥類保護を推進するさまざまな活動を行っています。

メッセナゴヤでの取り組み
メッセナゴヤでは、環境への取り組みやカーボン製品など環境配慮型製品を展示し、自動車業界や愛知県内の企業、学生に対して豊田自動織機の環境への姿勢や思いを伝える場を設けました。私たちは、このプロジェクトにおいて、空間デザイン、グラフィック、映像制作、施工までをトータルで担当しました。

蛇腹構造リユース部材を活用したデザイン
蛇腹構造のリユース部材を採用することで、環境性と意匠性の両立を図ったデザインを提案しました。このリユース部材は廃材削減に寄与するだけでなく、蛇腹構造により運搬時のCO2排出量削減にもつながります。また、清潔感があり、華美ではないながらも美しいデザインによって、豊田自動織機のブランドイメージを的確に表現。他社との差別化を実現した高い意匠性を実現しています。

鳥類保護をテーマにした装飾と体験型デザイン
鳥類保護の取り組みを象徴する要素として、実際に使用されているデコイ(鳥型模型)をブース装飾に活用しました。また、デコイの色塗り体験を企画。会期の初めには真っ白だったブースが、訪問者によって彩られたデコイで徐々に色づいていく仕掛けを施しました。このデザインは目を引くアイキャッチ効果を持つだけでなく、会話のきっかけにもなりました。

CREDIT
プロデューサー 河田 友輔、本間 一翔
デザイナー 丸山 顕章
プロダクトマネジメント 長井 亮太、川口 太希