皆さんこんにちは!
THINK EXPERIENCE編集部の阿部と中です!
【Quest!】は、都内を中心に話題のイベントや新しくオープンした商業施設をTHINK EXPERIENCE編集スタッフが実際に体験し、レポートしていくコンテンツです。
今回は、銀座駅から徒歩3分ほどにある「Ginza innit」の一階に店舗を構える長期保存食を使ったメニューを楽しめるカフェ&レストラン「IZAMESHI Dish」での体験をレポート!
本来なら非常時に食べることを目的とした備蓄食、それをメインにしたカフェメニューとは一体どんなものなのでしょうか。
地震だけでなく大雨などの災害も多い近年、改めて防災への関心が高まっている中で備えるという心構えと日常がどのように溶け込むのか、そしてこのカフェに込められた想いに迫ります。
目次
楽しく備えるNEXT備蓄食は建築金物卸業者さんがつくったブランド!?
「IZAMESHI(イザメシ)」とは、突然の災害時に備えた長期保存食。
一見、普通の備蓄食では…?と思いますよね。
もちろん賞味期限は3年あるいは5年と長持ちしますが、他との違いは味とデザインにあるんです。
この店舗で扱っている備蓄食、実は見た目にも配慮しつつ、おいしさを追求しているんです。また、商品ラインナップも豊富に取り揃えてあるため、思わず「どれにしようかな」とワクワクしてしまいますね。そしてこれまでとは全く異なる、思わず手に取りたくなるパッケージデザイン。普通のスーパーで並んでいても目を引くほどオシャレ。
そんなIZAMESHIを開発したのは、なんと杉田エースという建築金物卸業者さんなんです。なぜ金物屋さんがこのような備蓄食の開発を始めたのでしょうか。その理由はあの未曾有の大震災と関係していました。
2011年、東日本大震災の被災地に足を運んだ杉田エースの社長は、現地の人々が乾パンなどの非常食を食べているのをみて、もっと美味しい非常食がないものかと感じていました。それをきっかけにIZAMESHIの開発に踏み切ったのだそうです。
当時は食品を取り扱う工場を持っていなかったため、様々な企業に協力を依頼し、少しずつ「おいしく食べる長期保存食」を実現していきました。
そして、せっかく買った備蓄食がタンスの奥でいつの間にか賞味期限が切れている…なんてあるあるですよね。「いざ」というときに美味しい状態でご飯を食べて欲しい。だからこそ目につく場所に置いておけるおしゃれなデザインにすることで、賞味期限を忘れてしまうことなく、いつでも食卓に出せて、いつでも買い直せる当たり前の生活ルーティンに混ざる備蓄食を目指しました。
みんなの日常に寄り添う空間
美味しさにこだわった長期保存食、どんな味なのか気になってきましたよね?
と、いうことで今回はIZAMESHIの新商品発表・試食会にお邪魔してきました!
今回取材したIZAMESHI Dishは昨年9月にオープンした「GINZA innit」内の1Fにあります。“innit”とは、英語の「isn’t it」の省略形で、「既存の形式や様式にしばられることなく、もっと自由でフレキシブルな時間の過ごし方、暮らしのあり方」を意味しているそう。
GINZA SIXの近くに位置しており、人通りも多く店内は賑わいを見せつつも、全面ガラス張りの開放感と木の温かみを感じる居心地の良い店内です。
店内を眺めていると、イスやテーブル、観葉植物などが全て販売されていることに気がつきました。
家具などはアウトドアリビングをコンセプトにした国内外のさまざまなライフスタイルアイテムを豊富に取り揃えているGINZA innitの2Fのライフスタイルショップ「upstairs outdoor living(アップステアーズ・アウトドアリビング)」のもので、こちらも杉田エースが運営しています。
カフェという場を有効活用して、生活の一部として利用しているイメージを沸かせる空間になっています。
家具や防災グッズの一部は、2Fでも購入が可能です。
今回はひじきときのこのみぞれハンバーグと煮込みハンバーグ、3種の味が楽しめるおかゆが新たに仲間入りしたということで、そちらが味わえる新商品発表・試食会用の特別メニューを注文。ドリンクも美味しそうだったので、私は静岡三ヶ日 100%みかんジュース、中さんは生酵素レモネードを追加しました。
ボリュームはしっかりしているのにほとんどのメニューが1000円前後でリーズナブル!
お酒もあり、アラカルトも充実しています。ディナーにはお得なセットも販売されているので、いつ来てもコスパのいいお食事がいただけます。ラストオーダーも8時までなので、仕事終わりでもフラっと寄れますね。
「これが長期保存食!?」と思ってしまうほど、おしゃれなカフェで出てくるような見た目で、香りも美味しそう!
お昼時でお腹も空いていたので、早速ハンバーグをいただいてみると…美味しい!!
食べ応えもしっかりあって、これがお腹空いた時に家にあったら最高だな!と思う味。
3年または5年と長持ちする保存食とは思えないクオリティにおどろきつつ、お粥もひと口。
お米の優しい甘みが広がります。私は高校生のとき毎日お粥を食べていたのですが、その時の炊きたてのお粥と同じでビックリしました。味付けは三島食品の人気ふりかけ「ゆかり®」「かおり®」「あかり®」*の3種類を試食しました。
災害時にいつもの味が食べられる安心感は計り知れないと思います。
また、IZAMESHIの一部商品は国内のノンアレルギー認定工場で製造されているので、災害時にアレルギーを確認しなくても誰でも食べられるのもまた魅力ですね。
私も食物アレルギーがたくさんあるため、お店で頼んでから「食べられないやつだ…」と気付くこともしばしば。誰でも安心して、そして美味しく食べられるIZAMESHI。どこまでも人のために追求された魅力がたくさんあります。
*「ゆかり」「かおり」「あかり」は三島食品の登録商標です。
編集部チョイス!〜イザメシ編〜
新商品発表会の来場者プレゼントとして、好きなイザメシを1ついただけるということで店内を散策!
まず中さんが選んだのは、「ギンビス 厚焼きたべっ子どうぶつ」!
なんと言ってもこの見慣れた愛らしいどうぶつたち。缶に入った「厚焼きたべっ子どうぶつ」は、賞味期限5年。プラキャップ付きのため、開缶後も一度にすべて食べ切らなくても安心です。いつものたべっ子どうぶつよりも厚焼きのため、より香ばしくサクサクとした食感。もしかしたらいつものよりもこっちが好きという人もいるかもしれません!
人気ナンバーワンということもあり、どれよりも減りが早かったです。
次に阿部が選んだのは「IZAMESHI Deli ヨーグルトが隠し味のスパイシーチキンカレー」!
辛さとコクが絶妙なバランスで、ごろごろと2本入っている鶏の手羽元はスプーンで切れるほど柔らかい絶品カレー。店内を案内してくださったスタッフさんの一押しということでいただきました。実は災害食大賞*2018年のうまみ部門にて、銅賞を受賞しているとのこと。
ちなみにスタッフさんはこのチキンカレーと同じくイザメシの「小豆が入った雑穀玄米ごはん」を合わせて食べたということで、備蓄だけど日常的にいつでも美味しく食べられることを改めて感じました。
また、チキンカレーをはじめとした「IZAMESHI Deli」は化学調味料を使わず、だしで味を調えています。もちろんこちらも賞味期限は3年と長くなっています。
*エントリー部門 1.うまみ部門、2.アレルギー対応部門、3.新製品・開発部門の各部門において、最も優れた非常食・災害食に贈られるアワード。業界を代表する専門家である審査員によって、各部門の優秀賞を3製品を決定したうえ、更にその中から金賞・銀賞・銅賞が選ばれます。
人の想いと温かさが詰まったIZAMESHI
被災地での非常食の実態を目の当たりにし、生まれたIZAMESHI。
「非常食だと気付かずにカフェを利用している人も多いと思いますよ。」
スタッフさんのそんなお話しからもわかるように、「いつも食べにきていたあのメニューが本当は長期保存食だったなんて!」という驚きは備蓄そのものに対するイメージを大きく覆すと思います。
これまで誰かにギフトとして備蓄食を贈る習慣はほとんどありませんでしたが、店頭ではカタログギフトやギフトセットも増えてきており、IZAMESHIは「備蓄食=ギフト」という考えの先駆けとなっています。
いつでも美味しく、いざという時に家に置いてあると安心できる「ギフト」は確かにもらって嬉しいものですよね。
災害時、IZAMESHIは人々の心の支えになる。
これを読んでいる方の中にも、備蓄しなきゃと思いながらもしてない人や数年前から奥にしまったままの非常食がある人は多いのではないでしょうか。
お腹が空いたら食べてもよし、いざという時にご飯を我慢しなくていい、まさに備えあって憂いなしです。
立地よし、雰囲気よし、コンセント有り!
ぜひ皆様も銀座にいらっしゃる際にはIZAMESHI Dishに足を運んで、美味しさを体験してみてはいかがでしょうか。
<概要>
『IZAMESHI Dish(イザメシディッシュ)』
住所 :〒104-0061 東京都中央区銀座7丁目10-1 GINZA innit 1F
営業時間 :11:00〜21:00(L.O.20:00)
ウェブページ:https://izameshidish.com/
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